1.小規模企業景気動向調査
全国商工会連合会で実施している景気動向調査
①平成31年4月期調査
②令和元年5月期調査
③令和元年6月期調査
④令和元年7月期調査
⑤令和元年8月期調査
⑥令和元年9月期調査
⑦令和元年10月期調査
⑧令和元年11月期調査
⑨令和元年12月期調査
⑩令和2年1月期調査
⑪令和2年2月期調査
⑫令和2年3月期調査
2.中小企業景況調査
宮城県商工会連合会で実施している景気動向調査
調査対象 | 名取市商工会員【個人事業所対象】15事業所 |
---|---|
調査方法 | 聞き取り |
調査時期 | 3ヶ月に1回(6月・9月・12月・3月) |
質問内容 | (1)売上の推移 (2)経常利益予測 (3)景況感 (4)設備投資の予定 (5)直面している経営上の問題点 |
①平成31年4~令和元年6月期調査
②令和元年7~9月期調査
③令和元年10~12月期調査
④令和2年1~3月期調査
3.平成31年度(令和元年度)経営支援発達計画の目標に対する実績及び事業評価検討委員会の開催内容
※各項目毎に黒字部分が計画、赤字部分が平成31年度(令和元年度)の実績となります。
1.地域の経済動向調査に関すること【指針③】
事業内容
(1) 宮城県の商圏(消費購買動向調査報告書)、みやぎ経済月報(宮城県統計課編)等の統計書を分析することにより、県内全体の大きな趨勢を捉え、数値化による具体的データとして小規模事業者支援に際して効果的に活用、提供する。
(2) 四半期毎に実施している中小企業景況調査(実施:全国商工会連合会)の結果を分析し、県内中小企業の業種毎の景気動向について把握すると共に、調査対象となっている市内15の小規模事業事業者(製造業3・建設業3・小売業4・サービス業5)の調査結果を独自に集計・分析し、地域内の業種別景況動向を整理し、小規模事業者支援に際して効果的に活用、提供する。
(3) 既存商店街・仮設商店街の小売業者等、「中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」等により復旧した事業所に対して、現状の経営状況から震災からの復旧の現状を把握する事を目的に、独自に「経営状況アンケート調査」を実施し、事業所毎の売上の状況等、経営状況の推移データを収集し、分析した具体的データを被災地域の商業再生及びコミュニティの形成などの観点から、個別の小規模事業者支援や行政への提案などに際しても効果的に活用、提供する。
(4) 経営指導員等の巡回・窓口相談、事業計画策定セミナー等各種セミナーの開催を通じて、地域内小規模事業者等の景気動向や顧客のニーズについて収集し、事業計画策定支援の基礎資料として活用、提供する。
目標
項目 | 27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 31年度 |
地域内15事業所の業種別景況動向分析回数 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 |
地域内事業所数 | 15 | 15 | 15 | 15 | 15 |
「経営状況等アンケート調査の実施回数」 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
アンケート調査事業所数 | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 |
収集データのホームページによる情報提供数 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 |
アンケート調査分析結果等ホームページによる情報提供数 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
実施内容
(1)・(3) 地域経済・景気動向調査
名取市地域の小規模事業者の新たな販路拡大に繋がる事業計画策定や震災からの復旧計画の現状把握を行うために、今年度は建設業の経営状況や小規模事業者の事業活動のアンケート調査を実施調査結果内容についてホームページ等に掲載し、会員事業所へ情報提供を行った。
(2) 中小企業景況調査
業種別(製造業・建設業・サービス業・小売業)に調査対象事業所を選定し、四半期調査を行った。調査結果は、調査対象事業所へフィードバックを行い、本会窓口にて閲覧できるよう常置した。
評価
項目 | 目標 | 実績 | 評価 | |
地域内15事業所の業種別景況動向分析回数 | 4 | 4 | A | |
地域内事業所数 | 15 | 15 | A | |
「経営状況等アンケート調査」の実施回数 | 1 | 1 | A | |
アンケート実施事業所数 | 50 | 16 | C | |
収集データのホームページによる情報提供数 | 4 | 4 | A | |
アンケート調査分析結果等ホームページによる情報提供数 | 1 | 1 | A |
2.経営状況の分析に関すること【指針①】
事業内容
(1) 巡回訪問、震災復興に伴う支援業務、基幹産業である水産加工業等の勉強会、各種補助金申請、相談業務等の相談業務により分析の対象となる小規模事業者をピックアップし、経営状況等を把握するとともに、専門知識を有する宮城県よろず支援拠点等と連携することで経営分析を行う。以下の項目を主な経営分析に使用。
(2) 本計画により重点支援の対象とする小売業・水産加工業等製造業に関する商品・サービスの需要動向について、各種補助金申請、相談業務等により収集・分析し、更に展示販売会やイベントでの消費者に対して、アンケート調査を実施し、事業者へフィードバックする。
(3) 以上の結果をもとに経営課題を抽出するとともに、伴走型支援の基礎資料とし、経営計画策定支援へ繋げる。
目標
項目 | 27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 31年度 | |
巡回訪問件数(延べ) | 3,600 | 3,700 | 3,800 | 3,900 | 4,000 | |
セミナー開催回数 | 3 | 3 | 4 | 4 | 4 | |
経営分析件数 | 10 | 12 | 15 | 16 | 17 | |
内補助金申請活用件数 | 6 | 6 | 7 | 8 | 8 |
実施内容
経営分析対象事業所については、経営指導員1人あたり1件実施する経営力向上支援対象事業所(2事業所)、中小企業等グループ補助金施設等復旧整備補助金申請等事業所2事業所(第23次1事業所、第24次1事業所)、小規模事業者持続化補助金申請事業所(14事業所)、名取市中小企業振興資金申請事業所(58事業所)、小規模事業者経営改善資金申請事業所(12事業所)、本会記帳機械化受託等事業所(41事業所)、名取市チャレンジショップ補助金申請事業所(2事業所)とし、経営状況の分析支援を行った。
評価
項目 | 目標 | 実績 | 評価 | |
巡回訪問件数(延べ) | 4,000 | 3,603 | B | |
セミナー開催回数 | 4 | 2 | C | |
経営分析件数 | 17 | 129 | A | |
内補助金申請活用件数 | 8 | 13 | A |
※経営分析件数については、3年後には経営指導員1名につき3件を目標とし、以降1年毎に1名につき1件増加させる。伴走型支援において実現可能な件数として設定
3.事業計画策定支援に関すること【指針②】
事業内容
(1) 事業計画策定等に関するセミナー、個別相談会の開催により、事業計画策定を目指す小規模事業者の掘り起こしを行う。
(2) 金融、補助金申請相談、巡回訪問時に、小規模事業者からの相談等を受けるとともに、事業計画策定を目指す小規模事業者の掘り起こしを行う。
(3) 事業計画策定を目指す小規模事業者のほか、金融相談、『小規模事業者持続化補助金』『中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業』等補助金の申請時に事業計画の策定支援を行う。
(4) 商店街と連携し、中心市街地である増田商店街の空き店舗情報や、再建を目指す閖上商店街のテナント情報等を本会並びに名取市ホームページにて提供することで創業者の掘り起しを行う。
(5) 創業者対象も含め、事業計画策定等に関するセミナーを開催し、創業希望者の知識向上を図り、創業計画の策定支援を行うことで、創業支援を行う。
(6) 宮城県商工会連合会が開催する「創業塾」と連携し、創業希望者に対しビジネスプランの策定等の支援を行う。
(7) 事業承継に関する相談会を開催し、事業承継計画の策定を支援し、事業承継支援を実施する。
目標
項目 | 27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 31年度 | ||
セミナー開催 | 3 | 4 | 4 | 4 | 4 | ||
補助金申請に伴う事業計画 策定事業者数 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | ||
ものづくり・商業・サービス革新事業 | 7 | 7 | 7 | 7 | 7 | ||
小規模事業者持続化補助金 | 22 | 22 | 22 | 22 | 22 | ||
宮城県経営革新計画承認 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||
創業セミナー・説明会 開催回数 | 3 | 4 | 4 | 4 | 4 | ||
創業支援者数 | 8 | 10 | 10 | 10 | 10 | ||
創業補助金(第2創業含む) | 3 | 4 | 4 | 4 | 4 | ||
事業承継支援者数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
実施内容
「2.経営状況の分析」を行った小規模事業者に加え、支援対象者の掘り起こしを行うため経営指導員等による巡回訪問を通じて地域小規模事業者の経営状況を把握しながら事業計画策定の必要性を啓蒙し、対象事業者の掘り起こしを行った。
経営計画策定セミナー・個別相談会
掘り起こしを行った小規模事業者や当会ホームページ等にてセミナー
開催の周知を行い、事業計画立案の進め方や戦略のノウハウ、資金調達方法等を学ぶセミナーを開催するとともにセミナー参加者を対象に専門家による個別相談会(創業者も含む)を4回開催し28事業所の事業計画策定を支援した。
〇経営計画策定セミナー
月 日 | 出席者数 | 内 容 | 講 師 |
6月3日 | 13名 | 経営計画作成の意義、計画立案の進め方、経営戦略の立案等 | 経営デザインえむよん 三浦 宗昭 氏 |
7月6日 | 4名 | 経営計画作成の意義、計画立案の進め方、経営戦略の立案等 | 経営デザインえむよん 三浦 宗昭 氏 |
〇個別相談会
月 日 | 出席者数 | 講 師 |
6月11日 | 10名 | 経営デザインえむよん 三浦 宗昭 氏 |
6月21日 | 9名 | 経営デザインえむよん 三浦 宗昭 氏 |
7月17日 | 3名 | 経営デザインえむよん 三浦 宗昭 氏 |
〇創業セミナー
月 日 | 出席者数 | 内 容 | 講 師 |
7月18日 | 9名 | 失敗の少ない創業ノウハウ | 宮城県よろず支援拠点 コーディネーター 渡邉 明代 氏 |
宮城県信用保証協会の創業制度等について | 宮城県信用保証協会 経営支援部業務企 画課 副長 半澤 希代子氏 |
||
11月16日 | 3名 | 創業計画書の作成ポイント | ㈱日本政策金融公庫仙台支店 国民生活第一事業 融資第三課長 戸城 正浩 氏 |
起業成功のポイント | 経営デザインえむよん 三浦 宗昭氏 | ||
11月30日 | 2名 | 売れる仕組みづくり | 経営デザインえむよん 三浦 宗昭氏 |
人を育てるポイント | 経営デザインえむよん 三浦 宗昭氏 |
評価
項目 | 目標 | 実績 | 評価 | ||
セミナー開催 | 4 | 5 | A | ||
補助金申請に伴う事業計画策定事業者数 | 30 | 15 | C | ||
ものづくり・商業・サービス革新事業 | 7 | 1 | Ⅾ | ||
小規模事業者持続化補助金 | 22 | 14 | C | ||
宮城県経営革新計画承認 | 1 | 0 | Ⅾ | ||
創業セミナー・説明会開催回数 | 4 | 2 | C | ||
創業支援者数 | 10 | 2 | Ⅾ | ||
創業補助金(第2創業含む) | 4 | 1 | Ⅾ | ||
事業承継支援者数 | 5 | 1 | Ⅾ |
4.事業計画策定後の実施支援に関すること【指針②】
事業内容
(1) 事業計画策定した小規模事業者に対し、2カ月に1度定期的に経営指導員による巡回訪問を行い、進捗状況を確認し、フォローアップ支援を実施する。
(2) 新たな課題が生じ、計画進捗が芳しくない小規模事業者等に対しては、宮城県商工会連合会サポーティングリーダーや宮城県よろず支援拠点と連携し、その要因等を分析し、計画のブラッシュアップ、または見直し、更には新たな需要を見据えた事業計画策定支援を図るなど、課題解決に向けた伴走型支援により持続的発展を支援する。
(3) 一定の要件を満たした小規模事業者に対し、日本政策金融公庫『小規模事業者経営発達支援融資制度』を活用し、事業計画に基づく迅速な事業実施に向けた資金面の支援を行う。
(4) タイムリーな情報提供を図るため、経済・需要動向等の環境変化に関する情報や国・県等の施策、商工会の支援情報等をダイレクトメールや商工会報、ホームページにより広報する。更に、必要な情報を自ら取得できるよう中小企業支援ポータルサイト「ミラサポ」の活用を促すとともに、登録支援を行う。
(5) ビジネスプランを策定した創業予定者に対し、スムーズな開業に向け、資金繰りや諸手続き等の支援を行う。また、開業後は、定期的な巡回訪問(2ヶ月に1回)により経営状況の把握を行い、専門家によるフォローアップ支援を実施するとともに、先輩経営者との意見交換会等も開催しながら、創業支援に努める。
目標
項目 | 27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 31年度 |
巡回によるフォローアップ支援回数 | 42 | 42 | 48 | 48 | 54 |
創業者等フォローアップ回数 | 12 | 15 | 15 | 15 | 15 |
実施内容
(1)事業計画を策定した既存事業者へのフォローアップ支援
事業計画を策定した小規模事業者に対し定期的に巡回訪問を行い、経 営指導員が定期的に巡回訪問を行い、事業の進捗状況を確認し必要に応じたフォローアップを行った。訪問時に定量的な数値を確認し、事業者自身での評価をヒアリングし、更なる課題解決に向けた方策のアドバイスを行った。
(2)創業・第二創業予定者に対するフォローアップ支援
創業予定者に対しては、確実に開業や新事業の展開ができるよう各種補助金制度の活用や公庫や町の創業融資制度の活用による資金繰り支援に加え、事業計画に基づいた創業準備の支援を行った。地域内に創業した者については事業継続を確実にするために経営指導員による巡回訪問を行い、創業後直面する相談に対して必要な指導を行った。
(3)事業承継予定者に対するフォローアップ支援
宮城県商工会連合会や宮城県事業承継ネットワークからの依頼により今年度は調査を実施したが、需要がなく事業計画策定まで至った事業所がなくフォローアップする機会がなかった。
評価
項目 | 目標 | 実績 | 評価 |
巡回によるフォローアップ支援回数 | 48 | 55 | A |
創業者等フォローアップ回数 | 15 | 10 | C |
5.需要動向調査に関すること【指針③】
事業内容
(1) 本計画で重点支援の対象としている小売業並びに水産加工業等製造業者を対象に実施する「経営状況等アンケート調査」により、提供する商品・役務に対する下記調査項目について調査し、地域内小規模事業者側から捉えた地域内の需要動向を調査する。
【主な調査項目】
①提供する商品・役務内容 ②品揃え ③主要商品・役務の売上推移
④販売価格の推移 ④購買年齢層 ⑤買い物頻度 ⑥市場動向
⑦消費者嗜好 ⑧売れ筋商品等
(2) 名取市及び地域小規模事業者等と連携し、市内消費者に対して「消費者購買動向アンケート調査」を実施し、地域の需要動向の把握、データ集計を行う。
【主な調査項目】
①顧客層 ②購入目的 ③購入品目 ④来店頻度 ⑤平均購入価格
⑥商品に対する満足度 ⑦商品別の購入先 ⑧店舗選択の理由 等
(3) 上記(1)(2)で記述した事業者用・消費者用アンケートについては、宮城県よろず支援拠点等の専門家を活用しながら集計・分析し、地域内需要動向情報データとして整理し、商工会ホームページ等に掲載(年1回)する。
(4) 上記アンケート調査に加え、宮城県の商圏等の外部データを活用し、名取商圏内における震災の影響による買い物先変化及び地元購買率等の消費者購買動向も分析、整理する。
(5) これらの分析した需要動向に関するデータは、指導員間で共有し、新たな需要開拓等を目的とした事業計画策定の基礎資料として活用する。
実施内容
(1)経営状況等アンケート調査
新型コロナウィルス感染症による影響が拡大していく中で、本会全会員に対して影響調査を実施した。合計で 事業所の有効回答が得られ終息が見えない新型コロナウィルス感染症に対して、国・県等への要望活動に活用していく予定である。
評価
項目 | 目標 | 実績 | 評価 |
経営状況等アンケート実施回数 | 1 | 1 | A |
経営状況等アンケート調査総数 | 50 | 72 | A |
消費者購買動向アンケート実施回数 | 1 | 0 | Ⅾ |
消費者購買動向アンケート総数 | 500 | 0 | D |
分析結果等ホームページによる情報提供 | 1 | 0 | D |
6.新たな需要の開拓に寄与する事業に関すること【指針④】
事業内容
(1) 名取地域内大規模集客施設「イオンモール名取店内」及び仙台市「JR仙台駅構内」での販売会を開催し、地域商品の認知度の向上、新規顧客の開拓のための販売場所の新たな創出を図るとともに、出店する事業者に対しては、販売技術や展示技術向上を図る目的に、宮城県よろず支援拠点等の専門家と連携し、事前の個別相談会、更に現場での個別指導会も実施して商品力及び販売力向上を支援する。
(2) 地域産品などを販売する小売事業者や被災した水産加工事業者の震災によって途絶えた販路の回復・拡大を目的に、仙台市や関東等の大型消費地を対象とした商談会を行う。バイヤーの確保については、宮城県仙台地方振興事務所主催の「みやぎ県南浜街道“縁結び“商談会」や仙台商工会議所「伊達な商談会」等を通じた百貨店等バイヤーの確保に努めるとともに、事前のヒアリングなどを通じて需要側のニーズを的確に把握する。また、商社や百貨店などバイヤー以外の一般消費者への拡大を図るため、年間観光客入込数340万人(宮城県平成22年調べ)、1日平均乗車人員85,000人(2014JR東日本調べ)あるJR仙台駅構内での販促等も新たに行うこととし、JR東日本東北総合サービス㈱と連携したアンテナショップの設置や出店を図る。
(3) 宮城県仙台地方振興事務所主催の「みやぎ県南浜街道“縁結び“商談会」や仙台商工会議所「伊達な商談会」等関係機関等が開催する商談会への参加勧奨を図るとともに、商談技術や商品アピール手法の向上、FCPシート作成などを目的とした事前相談会を宮城県よろず支援拠点等の専門家と連携し、バイヤー等が求めているニーズを踏まえた商談手法等の習得を支援する。
(4) 全国商工会連合会のECサイト「ニツポンセレクト.com」、地元新聞社による「47CLUB(よんななクラブ)」への出品など、ITを活用した販路開拓を支援し販売促進と商品の認知度向上を図る。
目標
項目 | 27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 31年度 |
販売会・商談会開催回数 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
商談会による新規取引成約件数 | 3 | 5 | 5 | 6 | 7 |
フォローアップ個別相談会 | 2 | 3 | 3 | 3 | 3 |
フォローアップ個別相談事業所数 | 3 | 5 | 5 | 5 | 5 |
宮城県商工会連合会アンテナショップ等出品数 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
取引拡大による売上増加事業所数 | 3 | 5 | 5 | 6 | 7 |
実施内容
(1) 「味の仙南ブランド特産市」開催による販路開拓支援
地域商品の認知度の向上及び新規顧客開拓のための販売場所の新たな創出を図るために「仙南ブランド特産市」を開催した。また、販売会、商談会参加予定の小規模事業者に対して、専門家と連携したフォーローアップ個別相談会を開催した。関係機関が実施する商談会へ参加勧奨を行った。
月 日 | 場 所 | 内 容 |
10月11日 ~13日 |
仙台駅2階ステンドグラス前 14事業所 |
仙南4市9町の特産品等を一同に集め、地域製造業者の販路拡大と地域のPRを図るため、仙台駅の協力のもと開催した。 |
評価
項目 | 目標 | 実績 | 評価 |
販売会・商談会開催回数 | 2 | 1 | C |
商談会による新規取引成約件数 | 7 | 2 | C |
フォローアップ個別相談会 | 3 | 6 | A |
フォローアップ個別相談事業所数 | 5 | 3 | C |
宮城県商工会連合会アンテナショップ等出品数 | 3 | 0 | D |
取引拡大による売上増加事業所数 | 7 | 10 | A |
Ⅱ.地域経済の活性化に資する取組
事業内容
(1) 名取市、名取市観光物産協会、ゆりあげ港朝市協同組合、宮城県漁業共同組合仙南(閖上)支所、既存商店街、仮設商店街等との「情報連絡会議」を年1回開催し、地域の現状と課題、各組織が保有する強み、各団体の取組み等について確認するとともに、本地域における経済活性化の方向性を検討・共有する。更に、共有した地域活性化の方向性を反映させるため、実施する事業の推進にあたっては、関係する各種機関・団体等で構成する実行委員会を組織し、その目的に応じた事業効果やこれまでの事業成果を検証しながら、地域経済の活性化により効果のある計画を策定し事業を展開する。
(2) 春・夏・秋に開催される名取三大祭りに加え、新たなにぎわい創出を図るため、既存商店街「増田商店街」と仮設商店街「閖上さいかい市場」と連携し、地域コミュニティの形成と小売事業者の販売促進を目的とした新たなイベントを創出し商店街の活性化を図る。また、仮設工場「名取市復興工業団地」と連携し、生産者と一般消費者との交流を通して、仮設工場で生産されている地元農水産加工品等のPRと消費拡大を目的としたイベント「工場生産まつり」を開催するなど、本格再建を目指している仮設店舗・工場に入居する小売業者や水産加工業等製造業者の販路拡大を支援する。
(3) 名取市には、全国で唯一熊野三山からそれぞれ分霊された「名取熊野三社」や東北最大の前方後円墳「雷神山古墳」等の歴史文化資源、日本一と称される「閖上赤貝」、東北一の生産量を誇る「カーネーション」等の全国一や東北一といった豊富な観光資源が存在しているものの、市外からの誘客が図れる施設は毎週日曜・祝日に開催される「ゆりあげ港朝市」のみである。そうした状況から、新たな交流人口の増大を図る目的に、JR名取駅、仙台空港、そして観光施設や生産者等と連携により、豊富な観光施設をルート化し、面としての名取の魅力を創出させる「名取観光ガイドツアー」を企画・実施する。更に、広域連携体制にある岩沼市商工会と連携し、「竹駒神社」等の岩沼市の観光資源を含めた広域的ルートも創出しながら、魅力ある観光商品へと発展させ、観光振興による地域経済の活性化を図る。
目標
項目 | 27年度 | 28年度 | 29年度 | 30年度 | 31年度 |
情報連絡会議開催 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
イベント各々の実行委員会開催数 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 |
名取3大祭り開催回数 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
商店街と連携したイベント開催数 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
仮設工場と連携したイベント開催数 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
イベント来場者数 | 25,000 | 25,500 | 26,000 | 26,500 | 27,000 |
観光ガイドツアー | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
観光客入込数(平成25年宮城県観光統計概要による) 74万人 | 前年比0.5%増 | 前年比0.5%増 | 前年比0.5%増 | 前年比0.5%増 | 前年比0.5%増 |
実施内容
1.行政関係
(1) 名取市中小企業・小規模企業振興条例検討会【名取市主催】
月 日 | 場 所 | 内 容 |
7月30日 | 名取市商工会館研修室 | (1) 検討会の設置目的及び検討事項について (2) 名取市・名取市商工会の中小企業活性化に関する施策について (3) 市内事業所へのアンケート調査について (4) 今後のスケジュールについて |
2.各種イベント開催に伴う地域活性化事業
(1) なとり春まつり
春の市民総ぐるみのまつりとして、地域産業の活性化と地場産業の振興を目的に実施した。
① 会議関係
月 日 | 会議名 | 場 所 | 内 容 |
7月11日 | 実行委員会 出席者7名 |
本会会議室 | (1) 令和元年度なとり春まつり報告について (2) 令和元年度なとり春まつり反省事項について |
② イベント概要
月 日 | 場 所 | 内 容 |
4月13日 | 名取市役所前周辺広場 来場者数 9,000人 |
ゆりあげ港朝市移動出店、地域商店街による露店出店、地場産品紹介・販売、郷土芸能 等 |
(2) 第34回なとり夏まつり
東日本大震災で亡くなられた多くの方々に対する鎮魂と復興への想い、そして、ふるさと名取を元気にするため開催した。
① 会議関係
月 日 | 会議名 | 場 所 | 内 容 |
4月11日 | 事務局 打ち合せ会出席者4名 |
さいかい市場会議室 | (1) 昨年度の検討課題と対策につい (2) 実行委員確認 (3) 会則(案)について (4) 副会長の指名、監事の選任について (5) なとり夏まつりの内容について (6) 会場図(案)について (7) 収入支出予算(案)について (8) 今後の予定について |
4月15日 | 第1回実行委員会 出席者17名 |
名取市役所 | (1) 実行委員会会則(案)について (2) 開催要項について (3) 収入支出予算(案)について (4) 今後の予定について |
6月21日 | 第1回おまつり広場部会 出席者7名 |
本会会議室 | (1) 第34回なとり夏まつり実施計画について (2) 昨年度実施課題と反省点について (3) ステージイベントについて (4) 模擬店出店について |
7月8日 | 第2回おまつり広場部会 出席者4名 |
本会会議室 | (1) ステージイベントについて (2) 模擬店について |
7月19日 | 第2回実行委員会 出席者18名 |
本会会議室 | 報告事項 (1) 事業進捗状況報告 (2) 警備交通業務報告 (3) おまつり広場業務報告 |
10月5日 | 第3回実行委員会 出席者11名 |
本会会議室 | 報告事項 (1) なとり夏まつりの実施結果について (2) なとり夏まつりの決算について協議事項 (1) 第35回なとり夏まつりの開催について |
② イベント概要
月 日 | 場 所 | 内 容 |
8月2日 | 名取市立下増田小学校グラウンド 来場者数25,000人 |
おまつり広場ステージ、露店出店、閖上太鼓、供養祭、打上花火 等 |
(3) 2019ふるさと名取秋まつり
市内で生産されている農産物や物産品等を広く紹介し、地場産業の振興発展を図るとともに市民が楽しめる秋の憩いの場として開催した。
① 会議関係
月 日 | 会議名 | 場 所 | 内 容 |
7月25日 | 事務局打合せ会 出席者10名 |
名取市役所会議室 | (1) 各機関の意向確認 (2) 今年度開催にあたっての問題点・課題 (3) 収支予算など |
8月26日 | 第1回実行委員会 出席者15名 |
名取市役所会議室 | (1) 開催要綱(案)について (2) 収支予算(案)について (3) 会場レイアウト(案)について (4) 出店要領(案)について |
9月3日 | 商工部会 出席者9名 |
本会会議室 | (1) 飲食サービス出店関係について (2) 工業展について (3) ラッキー抽選会・縁日コーナー等 について (4) 上棟式・餅まきについて |
10月2日 | 出店者説明会 出席者32名 |
本会会議室 | (1) ふるさと名取秋まつり開催要綱について (2) ふるさと名取秋まつり出店要綱について (3) イベント出店に係る注意事項等説明 (4) ラッキー抽選会について (5) ふるさと名取秋まつり出店コマ割りについて |
1月9日 | 第2回事務局打合せ会 出席者13名 |
名取市役所会議室 | (1) 今年度の反省及び次回への検討課題について (2) 第2回実行委員会資料について |
1月28日 | 第2回実行委員会 出席者16名 |
本会会議室 | 報告事項 (1) 実施結果について (2) 収支決算について (3) 来年度の開催について |
② イベント概要
月 日 | 場 所 | 内 容 |
11月3日 | 名取市体育館 来場者数17,000人 | 農林水産物等販売会、工業展、ステージイベント、抽選会、上棟式、露店出店 等 |
(4) 商店街等と連携したイベント開催内容
① なとりポップフェスティバル(増田地区)
月 日 | 場 所 | 内 容 |
5月19日 | 名取市増田防災広場 来場者数200人 |
アマチュア等ポップバンド演奏、露店出店 |
② 第10回なとり駅前de春まつり(増田西地区)
月 日 | 場 所 | 内 容 |
5月12日 | サッポロビール㈱仙台工場 来場者数2,500人 |
よさこい演舞、ステージイベント、ビンゴゲーム大会、露店出店 等 |
(5) 仮設店舗・工場と連携したイベント開催内容
① 名取市復興工業団地「工場出来立て生産まつり」
月 日 | 場 所 | 内 容 |
11月24日 | 名取市復興工業団地敷地内 来場者数1,000人 |
水産加工品直売会、ビンゴゲーム大会 等 |
② 閖上水産加工団地「第3回閖上しらす祭り」
月 日 | 場 所 | 内 容 |
9月14日 | 閖上水産加工団地敷地内 来場者数5,000人 |
しらす漁解禁に伴う閖上水産加工団地で製造されたしらす商品のPRと販売 |
実績
項目 | 目標 | 実績 | 評価 |
情報連絡会議開催 | 1 | 1 | A |
イベント各々の実行委員会開催数 | 6 | 12 | A |
名取3大祭り開催回数 | 3 | 3 | A |
商店街と連携したイベント開催数 | 2 | 2 | A |
仮設工場と連携したイベント開催数 | 1 | 1 | A |
イベント来場者数 | 26,000 | 59,700 | A |
観光ガイドツアー | 1 | 0 | D |
観光客入込数(平成25年宮城県観光統計概要による) 74万人 | 前年比0.5%増 | 前年比1.2%増 | A |
Ⅲ.経営発達支援事業の円滑な実施に向けた支援力向上のための取組
事業内容
1.他の支援機関との連携を通じた支援ノウハウ等の情報交換に関すること
(1) 本会及び名取市、市内金融機関とで実施している「金融懇談会」を活用して、地域の景気動向をはじめ、金融支援の現状やノウハウ、経営改善の進め方、販路開拓の取組み等の双方が行っている支援手法について、事例を踏まえて情報交換を行う。更に、日本政策金融公庫、宮城県信用保証協会との連絡会議等に参加し、地域企業の設備投資動向、業種別動向など地域金融状況について情報交換を行い、小規模事業者の需要を見据えた経営戦略策定支援の基礎資料として活用する。
(2) 認定支援機関により構成される「みやぎ地域産業支援プラットホーム」へ参加し、県内の金融機関、中小企業診断士、商工会議所、商工会との交流を通じて、小規模事業者に対する経営革新やものづくり、販路拡大等の支援ノウハウを共有し、取得したノウハウは本会経営指導員間で共有を図り、地域小規模事業者への課題解決支援に活用する。
(3) 宮城県商工会連合会主催の「経営力向上支援事例発表会」を通して、各商工会経営指導員によるチーム支援で経営力向上に導いた支援事例について共有し、課題解決策の選択肢の広がりによる経営指導員の支援能力の向上を図る。
(4) 「宮城県よろず支援拠点」コーディネーターによる個社支援の終了後、随時、経営指導員全員との「経営支援検討会」を開催し、その事業所に対する問題解決策の提案内容と今後の支援方法等について共有・検討し、提案型支援能力の向上に努める。
2.経営指導員等の資質向上等に関すること
宮城県商工会連合会が主催する経営改善、経営計画策定習得研修会の参加に加え、中小企業大学校が主催する、新たな需要開拓、利益確保の経営支援研修等へ経営指導員が年間1回以上参加することで、売上げや利益を確保することを重視した支援能力の向上を図る。
若手経営指導員については、各種補助金相談、事業計画策定内容、事業所の問題、課題、解決策を指導員全体で共有する為、1ヶ月に一度、経営指導員によるOJTを実施することで、経営指導・助言内容、情報収集手法を学ぶなど、より伴走型の支援能力の向上を図る。更に、2ヶ月に一度、職員全体会議を開催し情報の共有及び資質向上に繋げる。また、エキスパートバンク事業や宮城県よろず支援拠点、中小企業支援ポータルサイト「ミラサポ」等の専門家派遣に帯同することによって、専門的知識の習得を図る。
実績内容
1.他の支援機関との連携を通じた支援ノウハウ等の情報交換に関すること
日本政策金融公庫仙台支店が主催する経営改善貸付団体連絡協議会や宮城県事業承継ネットワーク連絡会議や宮城県商工会連合会が主催する経営支援推進会議、経営力向上支援事例発表会に出席し支援ノウハウ等を共有し、地域小規模事業者への課題解決支援に活用した。
2.経営指導員等の資質向上等に関すること
宮城県よろず支援拠点コーディネーターによる個別相談会時への経営指導員の同席を行い、専門家の支援手法について研鑽、また宮城県商工会連合会等主催によるテーマ別職員研修への受講を通した支援知識等を習得した。
【平成31年度実績】
①平成31年4月1日から令和2年3月31日までの期間における名取市商工会の経営発達支援計画に基づく事業についての評価、検討等について、事業評価検討委員会を開催した。
名取市商工会 経営発達支援計画 事業評価検討委員会名簿
職名 | 氏名 | 役職等 |
委員長 | 小島哲夫 | 名取市商工会 会長 |
委員 | 佐藤智明 | 名取市商工会 副会長 |
委員 | 洞口祐一 | 名取市商工会 副会長 |
委員 | 小久保真由美 | 名取市生活経済部次長兼商工観光課長 【行政】 |
委員 | 田中宏司 | ダイナミックビジネスブレイン 【外部有識者】 |
委員 | 南條晃一 | ㈱SRDアソシエイツ 【外部有識者】 |
②事業評価委員会の開催
今年度の評価検証については、国内における新型コロナウィルス感染症の拡大を防止する観点から緊急的な措置として委員会の招集は行わず書面にて実施した。